便秘症|【豊中市の胃カメラ・大腸内視鏡検査】みやの消化器内科クリニック|内科・消化器内科

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便秘症

こんにちは。お困りの方が多い便秘症についてです。

便秘とは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と説明されます。

たとえば数日に1回の排便でも、スムーズに排便でき、すっきり感があれば便秘ではありません。逆に毎日でていても残便感

があったり、腹満感、腹痛、不快感などの症状があれば便秘といえます。

腸の働きが鈍くなることで便が大腸内に停滞する時間が長くなり、水分が吸収されすぎて固くなることで便秘を招きます。また直腸の筋肉がうまく機能せずに排出困難となる場合もあります。

原因としては実際に病気がある場合とない場合に分けられます。

ある場合は消化器の病気(大腸癌、炎症性腸疾患、腸管の癒着など)や糖尿病、うつ病などから二次的に便秘になることもあります。

ない場合は腸の蠕動運動が弱くなることで起こる、高齢者がなりやすい便秘(弛緩性便秘)が主に挙げられます。また食生活の乱れや運動不足、ストレスが影響して便秘となる場合もあります。過敏性腸炎(便秘型)やお薬の副作用が原因となっていることもあります。これらが大多数の便秘の原因となっています。

 

治療目標として・・・

・便秘による症状(腹痛、不快感、腹部膨満感など)を改善する。

・理想的な便の形状(大きさ、硬さ)を目指す。

・排便回数にこだわりすぎないようにする。

 

治療としては生活習慣の改善がまず大事です。

食生活では朝ごはんをしっかり食べる、食物繊維の摂取(1日24g以上が理想:豆、根菜、海藻、キノコ、果物)

マグネシウムの摂取(階層、玄米、納豆、ナッツ類)、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂取するといったことが挙げられます。

水分摂取を十分にしてください。

適度な運動も腸の動きが活発になることで、排便が促されます。

休養やリラックスした時間をつくり、ストレスを溜めないで適宜解消するようにしましょう。

 

薬剤治療も有効です。最近は比較的新しい便秘薬も数種類でてきており、選択肢が多くなり、それぞれの患者様に合うお薬がみつかりやすくなっています。

 

便秘でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。

 

豊中市西緑丘3丁目14ー8

みやの消化器内科クリニック

院長 宮野 正人