大腸内視鏡検査
こんにちは。
今回は大腸内視鏡検査のお話です。
大腸内視鏡ときくと皆さん抵抗がありますよね。痛くてつらい検査ではないかというイメージが定着しているようです。
当院では鎮静剤と鎮痛剤を用いることはもちろんのこと、挿入法にもこだわって、腸管を伸ばさず、屈曲をつくらない方法で、腸にやさしく負担が少ない挿入を心がけています。さらには挿入時の送気を抑えたり、送気をする場合でも吸収されやすい二酸化炭素を用いることで、空気でのお腹の張りを軽減できます。
また検査中にポリープが見つかった場合でも、その場で切除が可能です。
検査を受けられた方々にはご好評をいただいております。
今や大腸がんの罹患率は全癌の中で1位、死亡率でも2位となるくらい多い癌です。
大腸がんを見つけたり、予防するには内視鏡検査が一番です。内視鏡検査を定期的に受けることで大腸がんによる死亡率が大きく低下することが報告されております。
つまり、がんになる前のポリープを切除することが、がんの予防に大きく貢献します。
どういう人が受けた方がいいかといいますと・・・
便潜血検査で陽性、血便、便通異常(下痢・便秘)、腹痛が続く方は原因精査のため検査をお勧めいたします。
また50歳以上、家族で大腸がんの方がいる、飲酒習慣や肥満、炭水化物の多量摂取などは大腸癌のリスクが高いといわれて
います。当てはまる方は症状がなくても一度、検査をお勧めいたします。
最初のハードルは高いかもしれませんが、やってみると意外としんどくない検査と実感していただき、また何もなければ安心感も得られます。
一度、当院でご相談いただければ幸いです。
豊中市西緑丘3丁目14ー8
みやの消化器内科クリニック
院長 宮野 正人