みやの消化器内科クリニック

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下痢

こんにちは。前回は便秘であったので今回は下痢のお話です。

下痢便というのは水分量が増えた便のことをいい、何らかの原因で水分を腸管で十分吸収できないときにおこります。

その原因としてはやはり口から摂取するものが原因となっていることが多いです。暴飲暴食、甘いものや脂っこいものの食べすぎて消化不良を起こしていたり、アルコールやコーヒー、炭酸飲料の飲みすぎ、食物繊維のとりすぎなども挙げられます。

病的な下痢としては細菌やウイルスによる感染性腸炎(食中毒)が筆頭に挙げられます。これらは一時的な下痢ですが、慢性的に下痢を引き起こす代表的な疾患としては過敏性腸炎がかなり多い割合を占めると考えます。また頻度としては少ないですが潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患といった場合もあります。

下痢になってしまったときは、基本的には水分摂取と消化のよい食事を心がけいただいたりしていただくことで、短期間で自然に軽快することがほとんどです。使用するとしても整腸剤くらいで十分と考えます。

下痢に伴い発熱や吐き気、腹痛が出現して感染性腸炎が疑われる場合には、整腸剤や抗生剤を使用することもあります。また長く続く下痢に対しては一度、内視鏡の検査を実施して大腸の病変がないかどうかを確認しておくことも重要です。

 

 

豊中市西緑丘3丁目14ー8

みやの消化器内科クリニック

院長 宮野 正人