吐き気
吐き気や嘔吐する原因としては多岐にわたります。胃腸の疾患や胆道系の消化器疾患を始めとし、糖尿病の増悪、高血圧の増悪、脳血管障害、心筋梗塞、心因性など多数あります。
消化器疾患では具体的には急性胃腸炎や逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、虫垂炎、腸閉塞などが多いです。また胆のう炎や胆管炎などで出現する場合もあります。このように多数の原因がありますので、吐き気の症状だけでは診断が難しく、発熱や腹痛、便通異常など、それ以外の症状を合わせて考えることで診断に結び付けていきます。
通常、吐き気や嘔吐は病気が発症した急性期に出現し、改善していきます。長い間症状が続くのは機能性ディスペプシアや心因性などの慢性的な病気のことが多いと思われます。