一般内科|【豊中市の胃カメラ・大腸内視鏡検査】みやの消化器内科クリニック|内科・消化器内科
一般内科
Internal Medicine
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風邪、インフルエンザ、肺炎などの急性疾患の対応から、生活習慣関連疾患(高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症)、喘息/慢性閉塞性肺疾患、貧血、骨粗鬆症などの慢性疾患の定期的な診療、その他、花粉症や予防接種といった内科一般の診察を行います。
鼻や喉の上気道に風邪を引き起こすウイルスが感染することで、各部位が炎症を起こします。発熱、のどの痛み、咳・痰、鼻水・鼻づまりなどの症状が出現します。基本的には安静で自然に治癒する病気です。風邪のウイルスに対する特効薬はありませんので、解熱鎮痛剤や鎮咳薬、去痰薬といった対症療法が中心となります。
肺気腫や喘息などの呼吸器疾患をお持ちの方は、風邪を契機に呼吸状態が悪くなることもありますので、風邪にかからないように感染予防することも大事です。
インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。例年11月から増え始め、1月ころに感染のピークを迎えます。
インフルエンザは咳やくしゃみによる飛沫感染により感染します。感染すると、数日の潜伏期間の後、38°C以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。健康な人であれば、その症状が3〜5日間続いた後、治癒に向かいます。
糖尿病などの基礎疾患があったり、免疫機能が低下している方は細菌性肺炎を併発することがあります。また、まれに脳症を発症することもあります。
インフルエンザの診断には鼻咽頭から鼻汁を採取し、検査キットで判定いたします。治療薬には内服、吸入、点滴がありますが、発症後48時間以内に開始すると高い効果が期待できるとされています。実際は症状や経過を見ながら、症状に合わせた対症療法を組み合わせて、治療方針を決定していきます。
予防には一般的な手洗い、うがいやマスク着用も有効ですが、ワクチン接種も推奨されます。
一般的に診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上、あるいは家庭で測定した血圧が135/85mmHgを超えて高くなることを指します。
血圧が高い状態が続くことで血管の壁に圧力がかかり、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。進行すると脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすこともあります。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
治療の主な目的は高血圧が続くことによる脳卒中や心筋梗塞の重大な合併症の発症を防ぐことです。治療方法としては塩分を控えたり、運動して減量したり、禁煙などの生活習慣の改善や薬物治療があります。
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎたり、少なすぎる状態をいいます。
これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くして、いずれ動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞といった血管が詰まるような病気を引き起こしやすくなります。
コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。悪玉が高すぎても、善玉が低すぎても動脈硬化を引き起こすリスクとなります。
高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。治療としては生活習慣の改善が基本となりますが、効果が不十分な場合は薬物治療を考慮します。
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が常に高くなる病気です。
人体は、たくさんの細胞から成り立っていますが、この細胞が働く為のエネルギー源がブドウ糖です。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れ、蓄える役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまうのです。血糖が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。
のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、倦怠感、体重減少などの症状が表れるようになります。この状態が長期にわたると全身の血管に障害が起こるようになります。その結果、網膜症、腎障害、末梢神経障害などいわゆる“三大合併症”を引き起こすこともあります。また心筋梗塞や脳梗塞が発症するリスクも上がります。血糖コントロールをしっかりと行い、これらの合併症を予防することが大事です。
このようにインスリンの働きに異常がでる原因としては、高脂肪・高カロリー食の食生活や運動不足、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の乱れがあげられます。そこからくる2型糖尿病が全体の9割を占めます。
血液検査で血糖値とHbA1cを測定し診断をつけます。治療としてはまず生活習慣の改善を行った上で、内服治療やインスリン療法を考慮します。
血液中の尿酸の数値が高い状態をいいます。腎臓の機能が低下していたり、薬剤によって尿酸排出が低下することで生じます。内臓脂肪型肥満も同様に腎臓からの排出が低下するといわれています。またビールやレバーに多く含まれるプリン体を過剰摂取することでも尿酸値は上昇します。
尿酸値が高いことで症状はありませんが、痛風や尿管結石を発症すると痛みを生じます。
長い経過において高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病や慢性腎臓病を合併することも多いです。
治療としては基本的には節酒や食事メニューの見直し、減量といった生活習慣の改善を行います。状況に応じて併用して薬物療法も行います。
加齢や運動不足、女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏などにより骨密度が低下することで、骨の強度が低下し骨折しやすくなる病気です。エストロゲンは骨の分解を抑制します。そのホルモンが閉経や加齢により急速に低下するために、特に女性に発症しやすいことが知られています。骨密度検査で診断します。
骨粗鬆症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、将来的な骨折を防ぐことにあります。薬物療法が中心となりますが、カルシウムやビタミンD、ビタミンKを積極的に摂取したり、ウォーキングなどの有酸素運動を行い、骨密度を低くさせないことが重要です。